Webエンジニアはきついし辞めたい!
そう思う人は多いと思います。
私自身webエンジニアを10年以上経験してきましたが、きつい・辞めたいと思うことは何度もありましたし、実際に辞めて転職した経験もあります。
Webエンジニアがきつい!辞めたいと思ってしまう理由の1つとして、残業が比較的多いことが挙げられます。
しかし、理由はそれだけではありません。
今回は、Webエンジニア経験豊富な筆者が、一般的にWebエンジニアがきつい、辞めたいと思う理由3選と、
実際にそう思うときはどうしたらいいか、対策を解説していきます。
この記事を読んで、「きつい」「辞めたい」と思うときにあなたが、少しでも気持ちが楽になるように書きました。
是非読んでみてください。
※ここでのWebエンジニアは、SIER、Web系企業、SESに関わらずWEBアプリケーションなどのWEB系製品の開発に携わっている人全般を指しています。
Webエンジニアがきつい・辞めたいと思ってしまう理由3選
私がWebエンジニアがきつい・辞めたいと思ってしまう理由3選を、
「私が10年以上かけてたくさん現場を経験し、たくさんの一緒に働く人を見てきて思い当たること」という観点で書いてみたいと思います。
あくまで、1エンジニアの頭の中なので、参考程度に読んでみてください。
最後にアンケート結果からのランキングも紹介します。
理由その1:比較的残業が多い
Web エンジニアがきつい辞めたいと思ってしまう理由の1つ目として比較的残業が多いことが挙げられます。
私は色々な現場に派遣で行き Web エンジニアとしての仕事をすることがほとんどですが、
現場によっては定められている納期に出来るような物でないのに、それの状態に見合ったスケジュールで組まれていない場合があり、
もうすでに遅れている納期に全員がなるはやで終わらせようとしている状態(ひどい場合デスマーチと呼ばれる)になっており、
徹夜もしくは終電で帰ることが当たり前になっていることがあります。
そのような現場が続いた場合、Webエンジニアがきつい、辞めたいと思ってしまっても仕方がありませんよね。
もちろん派遣されて働いている人の場合は、派遣元の会社にアラートを出すなど自分で自分で自分の身を守ることが大切になってきます。
感覚が麻痺してこういった働き方が当たり前と思うようになり、現場の会社の言いなりになって自分の体が壊れるまで働いているしまう人もいるので気をつけましょう。
こんなに残業している自分をかっこいいなどと思わず、こんな残業をしているのはおかしいと思うようにしてできるだけ自分の状況を客観視して身を守るようにしましょう。
私の場合は大事にしたい趣味の時間があったので、その時間が残業によって削られてしまうと仕事のへのモチベーションもダダ下がりでとてもきつかった時期があります。
それでもどうしても残業が続いてしまう時期というのはあるので、その時は出来るだけ「自分のスキルになる」「これを経験することによって学べることもあるのだ」
「この経験を次に活かそう」という前向きな気持ちで取り組みましょう。それでも無理をして働くのは禁物です。
理由その2:常に技術力が求められる実力主義
Webエンジニアがきつい辞めたいと思ってしまう理由の2つ目としては、常に技術力が求められる実力主義の世界という部分です。
Webエンジニアに限らず、エンジニアの業界にはこの実力主義というのはついて回りますが、
Web系の技術は私が見てきている限り常に最新の技術が日々生まれていて現場で使うことが求められます。
ですので、もしあなたが単純にお金だけを理由にWebエンジニアの世界に入ってきたとしたら、
そういった最新の技術を追い求めることやWeb開発の技術を学ぶ過程を楽しいと思えるかどうかが問われます。
Web系の技術に全く興味がなく、きつい・辞めたいと思ってしまっているなら、それは当然と思います。
その場合は、あなたが興味のあるエンジニアか、その他の業種へ転職することを考えましょう。
エンジニアとして働く人中には以下のような声もあり、これからエンジニアになりたいと思う人は常に最新の技術を追い求める覚悟が必要です。
40代男性、組み込み系ソフトエンジニア
私は組み込み系のソフトウェア開発をしています。 プログラミング言語は日々進化していくので、それについていくの結構きついです。
例えば、メインの開発言語はC++を使用していますが、 ある機能を実現するために、これまで数十行書かなくてはいかなかったコードが、C++のバージョンが上がると数行で書けるようになります。
当然新しくコーディングする機能が増えるわけなので、そういった新しい変化に日々ついていかなくてはなりません。
若いときには、すんなり対応できていたのかと思いますが、40歳を過ぎるとなかなか新しいことを覚えようとするには難しい年齢になっています。
このままソフトウエア開発をやっていけるかどうか不安を持っています。
理由その3:人間関係の複雑さ
Web エンジニアがきつい辞めたいと思ってしまう理由の3つ目として開発現場での人間関係が挙げられます。
体制が良く整っていなく役割分担が明確でない開発現場においては、誰がどの責任の範疇で行っている開発かということ曖昧になることが多く、
いざというときに、これは誰のせい、あれは誰のせいというような責任の押し付け合いになってしまうことがあります。
こういったことが人間関係の崩壊につながり、プロジェクト自体がきつくなってしまって、
直接でなくても、Webエンジニアとしての仕事がきつく、辞めたいと思う原因になってしまうこともあるのではと私は考えています。
また、開発を依頼している依頼主の会社は、開発の進捗が進まないことを開発元の会社が要件定義や設計ができないせいと思っており、
逆に開発会社側は、進捗が進まないことを依頼主が要求を出してくれない、作りたいものが明確になっていせいだと思っているといったような
責任の押し付け合いになっている状況があります。私も経験しましたが、このような雰囲気の悪いプロジェクトだと、本当に疲弊します。
そして、仕事自体を辞めたいと思ってしまうようなことになってもおかしくはありません。
こういった責任の押し付け合いの構図は、実はどっちも悪く、お互いに悪いところを直しあって、信頼し合い相互に支え合って開発していくべきなのです。
私のこういった経験から、エンジニア業界はまだまだ歴史が浅く、
大手の開発会社であっても、トラブルシューティングに対するケーススタディーが浸透していないため、
疲弊して辞めていく人間を多く産んでいる実態に繋がっているのではないでしょうか。
私は、Web業界のエンジニアに40歳定年説というものがあるのも、こういった体制の整備や仕組み化の不足という一因があるのではと思っています。
エンジニアが辞めたい理由ランキング(1位~3位)
では一般的にエンジニアが辞めたいと思う理由は何なのでしょうか?
以下はTeck総研が調べた、ソフトウェア系・ハードウェア系で各200人、400人のエンジニアを取った「会社を辞めたいと思った理由」のアンケート結果です。
引用元:Teck総研(https://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=002348)
私が理由に挙げた残業は4位です。実力主義で厳しい世界というのは1位と7位に間接的にからんでいますね。
人間関係は5位に入っています。
1位:給与が上がらなかった・下がった
1位は給与に関することでした。
回答者は20~24歳、25~29歳、30~34歳、35~40歳が各100人だそうですが、
給与を理由にしたのは35~40歳が最も多くて50%のようです。
家庭を持ち始め、家族を支えなくてはならない年齢なのに給与が上がらないのでは辞めてしまいますよね。
2位:自社では技術やスキルを伸ばせないと思った
自分の会社でずっとテストばかりやらされてプログラムを書かせてもらえない。
または、先輩の書類仕事の手伝いや雑用ばかりで1年が過ぎようとしている。
もしそのような状況が1年続くとしたらスキルを伸ばす機会がないと思って当然ですよね。
こういった待遇の悪さが辞めたいと思う理由につながってしまいます。
3位:仕事で理不尽な目に合わされた
少し私も経験からの事例を書きましたが、役割分担がはっきりしていないと、
自分が直接の原因でないことで責められるという理不尽な状況に繋がります。
こういったことを一度でも経験してしまうと、会社に対して不信感を覚えてしまい、
辞めたいと思う原因になっていきます。
おまけ:Webエンジニアの年齢について
Webエンジニアの年齢と仕事の内容について少し書いておきたいと思います。
ほとんどのWebエンジニアは20代のころはテスト要員から入り、簡単な改修のような案件を数多く経験してスキルを積んでいきます。
そして、30代からは普通に開発ができるだけでなく、もっと品質を良くしたり、効率良く働ける環境のためにどうするか考えたり、
お客様に提案したりといったスキルが求められてきます。
また、40代からそれ以上の年齢なると開発や提案はできて当たり前で、一歩進んだ設計やインフラの提案、マネジメントもできるようなところまで求められることが考えられます。
年齢と技術が見合わないとなかなか評価されないので、年齢と技術にギャップができ始めると、
きつい・辞めたいと思ってしまう理由の1つとなってしまうこともあるでしょう。
Web系エンジニアのきつかった体験談を3つほど紹介!
もちおさん(20代女性)、Web系エンジニア
とにかく残業が多すぎる。 新人1年目で月90(マックス)だった。その分残業代はつきお金は貰え、手取り25万くらいだったがきつかった。
さらに通勤に2時間かかっていたので辞めたかった。
また、客先派遣型だったので客先がコロコロ変わるときはその現場の雰囲気環境に慣れることにも心労だった。
現場によって自分を変えないといけないので臨機応変さが大切で、人間関係も慣れたと思ったら別の現場に移動などザラであった。
そういう面で辞めたいなと思っていた。
ただ、客先が3年4年変わらないということもあったので自分の運による。
納期がコロコロ変わり急に休日出勤になることが多くしんどかった。自分の予定を立てずらくなり友達が減った。
Webエンジニア問わず、エンジニアに残業が多いという悩みは多いですね。
私も残業が多くて苦労した現場は数知れず。もう少しエンジニア業界全体が残業がコントロールさせることを望みます。
ひで蔵さん(40代、男性)、Web系エンジニア(フロント、バックエンド)
20代前半のころは、とにかく仕事が楽しく、長時間労働、深夜残業など全く気にせず働いていたのですが、
30歳を超えたあたりから長時間労働の翌日など、猛烈に疲れるようになってきました。
特に、頭痛、肩こりがひどく、週末は何もせず寝ていても全然疲れが取れず、月曜日が来るのが憂鬱になるようになってきました。
病院にはいってませんでしたが、今振り返るとうつの症状だったような気もします。 (このあたりから、この仕事、きついなぁと思うようになっていました。)
また、10年も働いていると、役職などもついてしまい、上司のプレッシャー、部下の教育など、”ものを作る”というエンジニアとしての楽しみが徐々に減っていて、
仕事内容の観点からも、辞めて他のことしたいなぁと感じるようになっていました。
そうこうしているうちに、健康診断で少しずつ異常な箇所が出てきて、はじめは肝臓、次は心臓と、このままではまずいと思い、エンジニアは辞めていないですが、
職場を変え、再スタートする形で、現在は楽しく過ごしています。
職場を変え、再スタートされているということで何よりですね。
年齢による体力の衰えも考慮して、キャリアを積んでいきたいですね。
日下部薫さん(40代男性)、Webエンジニア、デザイナー
飛び込みのクライアントさんが開発期限が差し迫った案件を持ち込んで来られたケース。契約手続き等を経る時間もないほど急を要しているということで、
作業内容の詳細説明もないまま着手してしまったのがすべての元凶でした。提供された素材、資料を開いてみて呆然とします。とても数日でこなせる量の作業量ではなく、
必然的に夜を徹しての作業となります。それでも要求された期限内では収まらず、さらに徹夜は続きました。
その間も、ひっきりなしに鳴り響く催促の電話。更に、深夜オフィスまで押しかけてきて、作業を逐一監視すると言うのです。
一つの作業が終わるたびにチェックしては、僅かでも仕様との差異が認められると他のフロアにも響こうかというほどの怒声を上げます。
そうした修羅場が2~3夜続き、ついに体力、精神力の限界を迎えました。ここに至ってようやく元請責任者が弁護士に相談。
クライアントに威力業務妨害罪での告訴の検討を告げて、作業の中断を伝えました。
私もきつい経験はありますが、ここまでひどいのは経験したことがありません。心から同情します。
お客様が監視までし始めるという異常なパターンですね。
ここまでくると法的手段を取るしかないのでしょうけれど、できれば契約前にそのようなクライアントは見極めておきたいですね。
Webエンジニアを辞めたいなら選択するべき3つの道
あなたがもしWeb エンジニアを辞めたいと思っているなら以下の3つの選択肢があります。
あなたは何が理由で Web エンジニアを辞めたいと思っているのでしょうか。
その理由によってはもしかしたらやめるという選択肢自体が良くないものかもしれませんので、よく考えてから選択しましょう。
それでは一つ一つ見ていきます。
業種を変えて転職する
1つの方法としては業種を変えて転職するという方法があります。
もしあなたが実はエンジニアがやりたくない仕事だった場合や、もっと他にやりたい仕事がある場合はこの方法が良いでしょう。
しかし、業種を変えるとほとんど場合、キャリアがリセットされてしまいます。
これはリスクがあることですが、自分が楽しいと思える業種、能力が活かせる業種の選択は若ければ若いほど良いです。
他業種に転職する場合、必ず面談で聞かれるのが「これまでエンジニアをやっていたのになぜ○○(転職先の業種)をやろうと思ったのですか?」という質問です。
これは、面接官が、すぐに業種を変えてしまうような人は「自分の会社に入ってもすぐに辞めてしまうのではないか」「実は飽きっぽい人なのではないか」と疑うからです。
面談のときはきちんと「○○という理由で自分に向いている。本当にやりたい仕事に変えたかった。」ということをきちんと主張するとよいでしょう。
業種を変える場合に転職しやすい方法の1例として、実は営業がやりたかったという人であれば、エンジニアの経験を生かしたエンジニアの営業職に就くという方法が挙げられます。
エンジニアの人となりがわかる人が営業をやるのと、まったくその業種の人となりがわからないまま営業をやるのでは大きく違いますよね。
このように、今までと全く違う仕事であっても今までやってきたことが活かせるような仕事を選べば、業種を変えても仕事がしやすくなるでしょう。
キャリアを変えたい時は、よく自己分析をして自分がやりたいこと、やってきたこと、得意なこと、苦手なことを考慮して次のキャリアを考えていくと前向きな転職ができます。
頑張ってくださいね。
独立する(案件多数)
もしあなたがWeb エンジニアとしてお仕事は気に入っているけれどもどうも組織で働くことに合わないと感じているなら、
思い切って独立してフリーランスのエンジニアになるのも1つの方法です。
ところで、あなたの周りにもフリーランスのエンジニアが何人かいるのではないでしょうか?
まずは、そのようなフリーランスのWebエンジニアに「給料はどうなのか」「どのような働き方をしているのか」
「会社員と違ってどのような良い面があるのか、ストレスがあるのか」をインタビューしてみましょう。
独立すると税金関係は全部自分でやらなくてはならない煩わしさはありますが、組織のルールに縛られずに自由に働けるという魅力があります。
ただし、仕事が必ずしも継続的に ある状態が続くとは限らないので自分で仕事を探していく覚悟が必要です。
仕事がない間はもちろん会社員と違ってお給料が無くなるので、毎月お給料が入る安心感が欲しい人はには向かないでしょう。
とはいえ、Web エンジニアの職自体はある程度スキルをつけてしまえばたくさん案件がありますし、独立したいエンジニアのための Web サービスお仕事紹介サービスも増えてきています。
仕事がなくならないように信頼できるフリーランスエンジニア専門のエージェントと協力して仕事を見つけていくことで、そういった毎月の定期収入が確保できない不安を軽減することもできます。
例えば、株式会社アイスタンダードという会社がエージェントを行っているat engineerというサービスがあります。
フリーランスのエンジニアというと元請け、直請けができず間の会社にマージンを持っていかれるというイメージがあると思います。
ところが、このat engineerでは、ITフリーランスエンジニア向けの求人・案件情報サイトでありながら「案件の7割はエンド直、元請直」です。
さらに、業界トップクラスの親切丁寧なサポートが受けられ、会員限定の勉強会やITエンジニア交流イベントが開催されるので、スキルアップしやすい体制が整っています。
まずは無料登録だけでもしてみて、話を聞いてみてはいかがでしょうか。
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別のエンジニア職に転職する
最後に、別の種類のエンジニア職に転職するという方法があります。
例えば、派遣されて働くようなエンジニアから、社内の SE になるという変え方、
受託型の開発をしてきたエンジニアから、自社のサービスを開発するエンジニアに転身するというような変え方もあります。
逆に自社のサービスを開発してきたエンジニアの経験を生かして、 自社で請負の開発をしていくようなエンジニアに転身されたい方もいるかもしれません。
もしあなたが作りたいものが決まっているようなエンジニアでしたら、その作りたいものに近いものを作っている会社の門を叩いてみるのも良いでしょう。
身に着けたい技術がありその技術を自社で学べないとしたら、その技術を使った Web システムを開発している会社に入るという手もあります。
是非自分に合った会社を見つけて転職を成功させましょう。
エンジニア業界の転職にはエンジニアに特化した転職サイトを使うのが確実です。
例えばTech Stars Agentというサービスは、IT、WEB、ゲーム系の転職に特化していて、Webエンジニアのあなたにはぴったりな転職サービスとなっています。
ここではエンジニア経験のあるコンサルタントのみ担当しているため、Webエンジニアのあなたの悩みに親身になって相談に乗ってくれます。
約1分で簡単に登録できるので、まずは登録してプロのキャリアアドバイザーにあなたの現状を話してみてはいかがでしょうか。
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Webエンジニアがきついなら社内SEが最もおすすめ
幅広い業務が要求されるWebエンジニア
私は10年以上 Web エンジニアをやってきていますが、もし、Web エンジニア特有の嫌なところがあるならば、求められる技術が幅広いということです。
フロントエンドからバックエンドの開発技術、さらにはデータベースを操作する技術、場合によってはサーバーやインフラを整える技術、
また、年齢を重ねるにつれ、プロジェクトをマネジメントできる技術、工数や金額を見積もったり、お客様と交渉できるような技術も必要となってくることでしょう。
そういった幅広い業務をこなさらなくてはならないWebエンジニアの仕事は、時に激務となってしまうことがあるのです。
敢えて自分の特化業務を作る
もしそのような幅広い業務である Web エンジニアが嫌いなのであれば、 1つ売りを作ってしまい自分の業務を限定するという方法があります。
例えばデータベース系の資格「オラクルマスター」の高いレベル「シルバー」「ゴールド」「マスター」などを取ります。
そして、データベースエンジニアと名乗り、データベースに特化した業務にシフトしていくのです。
そうすれば幅広く業務をこなさなくても済みます。
ただこの方法は会社とマッチすればいい方法なのですが、日本で未だに主流となっているいウォーターフォール型をするようとした開発では、
一貫して要件定義、設計、テスト、開発を1連で出来るようなエンジニアが求められることがほとんどのため、
データベースの技術に特化しているエンジニアがどれだけ求められるかは疑問に思います。
社内SEという選択
もう1つ、Webエンジニアがきついと思うときの安定した選択肢は、ある程度売れているWeb サービスや製品を持っている会社の社内 SE になるという方法です。
売れている、いわゆる社会的に広く認知されていてユーザー数が多くいるような Web サービスや製品を持っている会社は、もちろん売り上げが安定しています。
売上が安定しているためにエンジニアに対する要求も、新規の開発をしている会社とはちょっと違います。
新規の開発を主な仕事としている会社は前述のように、幅広い技術と知識、高い技術力が求められます。
一方、もうすでにWebサービスや製品がある会社は、着実にメンテナンスをしていったり、既存顧客や、トラブルのある顧客に丁寧に対応していったりすることが求められています。
ですので、幅広くなり激務になりやすい新規の開発がきついと思っている人は社内SEがおすすめです。
ただし、売れているWeb サービスや製品を持っている会社であっても、そこに留まらずどんどん開発していくという会社もほとんどかと思いますので、
全く新規の開発をせずに済むようになると考えて社内SEという肩書で会社に入ると、当てが外れることがあるので注意しましょう。
それでも売れているWeb サービスや製品を持っている会社は、売上が安定しているので新規の開発に対しても「絶対に成功させないといけない」というプレッシャーは比較的少ないのです。
残業も社内 SE は比較的少ないと聞きます。
よくリサーチしたを上で、入りたい会社と「自分のやってきたこと」「やりたいこと」「得意なこと」がマッチするようでしたら、
社内 SE として目当ての会社に転職するのも1つの方法ではないでしょうか。
【まとめ】あなたの人生をストレスフリーで生きることを目的に
あなたが、なぜ今の会社をきつい・辞めたいと思っているのかその理由は何でしょうか?
きっと今の会社をきつい・辞めたいと思っている時期はとてもストレスフルな状況でしょう。
私も厳しい現場にいたときはストレスにまみれていて、体調も毎日良くないといった状況でした。
しかし、転職するだけが方法ではありません。
まず今の職場にいながらあなたがストレスを解消できる方法をまず見つけてみましょう。
もし、人間関係が厳しいと思っているなら、人間関係が良くなるような方法を見つけて1つでも実行してみましょう。
例えば、厳しい上司に毎回怒られるようでしたら、その上司にいつも言われるようなことを先回りしてやってみてはいかがでしょうか。
ちょっとだけ環境が変わるかもしれません。
それでも、どうしても今の職場や環境が嫌い、合わないと言うならば思い切って転職するのも大変良い方法です。
ましてや、エンジニアの職業は人材が不足していて売り手市場です。(2020年3月現在)
だからと言って、もしあなたが、お金が良いからというだけで焦って転職してしまって、根本的な問題が解決できていなかったら、せっかく転職してもストレスの溜まる状況は変わりません。
慎重に転職先を探していきましょう。
あなたの今のストレスは何なのか? どのようなことが原因でストレスになっていてきつい・辞めたいと思っているのか。
原因を見極めてストレスがなくなるように今の仕事を改善、もしくは転職先を探していきましょう。
仕事は人生のほとんどを過ごす時間です。
その時間がストレスになってしまっては人生自体が楽しくないですよね。
あなたがストレスフリーに楽しく生きられるように改善できることを祈っています。
エンジニアはきついという面だけではなく、ものづくりによって多くの人に喜んでもらえる素晴らしい職業だと思います。
また自分の作ったものが動く楽しさ、新しい技術を次々と身に付けていく楽しさもあります。
是非エンジニアの悪い面だけではなく良い面を見てエンジニアライフを楽しんでいきましょう。